材料の準備ができたら加工に入っていきます。まずは底板の加工ですが、底板にはキャビネットの柱が立つようにしますので、柱がすっぽりと納まるほぞ穴を掘る加工をしていきます。底板の材料は薄く、柔らかい為(パイン材は基本的に柔らかいものがほとんど)木が割れやすいのでのみ打ちには注意が必要です。ここでは底板の加工を例にとり、ほぞ穴取りのコツと、のみ打ちの基本を紹介します。
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まずは側板に使われる材料をあてがい(引き割った1×4材)4隅に印をします。 |
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次にその印をした線にあわせて柱に使われる材料を当てて墨をつけます。 これから穴を掘るために板の裏側にも印が必要となってきますので裏側も同じく墨付けをします。 |
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4隅に印をして墨付けがおわった底板です。(表裏とも)これからここに柱がすっぽりと納まるほぞ穴を掘っていきます。
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まずは板を裏返して(メインで掘る側の裏)のみを使いほぞ穴の印にあわせてのみを打ち込みます。これは穴を掘るのではなく、のちにドリルを使った加工の際に生じる木の割れを防ぐために行う作業ですから、あまり深く打ち付けなくても大丈夫です。ドリルでもむ時、木の目に沿って割れやすいので繊維方向に対し直角になる方向(左写真)側を繊維に平行方向よりも深くのみを打ち込みます。住宅建築のほぞ穴取りの加工に比べ、特にこういった材料の場合がかなり割れやすいです。 |
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次に表に返してドリルで穴をあけていきます。なるべく垂直に刃があたるように注意します。 |
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ドリルで穴をあけたところです。印をしたところよりも1〜3ミリ程度内側になるようにドリルをもみます。ちなみになるべくたくさん穴を開けたほうが後々の作業が楽になりますので、できる限りドリルで穴を空けておきます。 |
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次にのみで本格的に穴を掘っていきます。まずは繊維方向に対して垂直方向にのみを打ちます。これは繊維に対し平行側のほうが割れが発生し易いためで、必ずこの方向からのみを打ちます。のみを打つ回数は繊維方向に対して垂直:平行=2:1もしくは3:1の割合くらい。のみ打ちの基本です。 |
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次に平行方向にのみを打ちます。平行方向のほうが材料が柔らかい(木の繊維に対し、工具が平行に入るから)ので軽く打ち込むようにします。ここで強く打つと割れますので注意します。 いっぺんにほぞ穴を貫通させるのではなく、徐々に深くしていくようにします。また、木の繊維に対し水平方向よりも垂直方向のほうが必ずのみ打ちが深くなっているように注意します。 |
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四つ角のほぞ穴が掘れました。のみ打ちによるほぞ穴取りのコツは、まず墨よりも1〜2ミリ程度内側を掘り穴を貫通させ、(材料の裏側にほぞ穴を貫通させる場合は裏側からものみ打ちをします)仕上げで墨をぎりぎり残す程度に仕上げます。 |